眼科ってどんなところ(検査編1)
2019.10.05
眼科の診察、検査は受けたことがなくて、どんなことをするのか心配な方もいらっしゃると思います。今日は、眼科ってどんなところ(検査編1)として、よくある検査の上手な受け方を紹介します。
視力検査:
目の大事な機能である「ものを見る」能力を測るのが視力検査です。外から観察をしても、ご本人のお話しを聞いても、具体的、客観的にどのくらい見えるのかを正確に知ることができません。視力検査は眼科で最も大切な検査の一つです。
眼科では、機械に顔を載せていただいておでこを前のバーにくっつけて中の指標をみると、大体の屈折値(近視や乱視があるかどうかなど)を自動で計測する装置があります。しっかりとお顔をつけて中の指標を見てください。
視力検査は5メートル先の視力表がみえるかどうか、ご本人にお伺いします。焦らずゆっくりでよいですから、お答えください。アルファベットのCのような形の輪の切れ目がどちらを向いているかを聞くことが多いです。輪がはっきりと見えなくてもかまいません。切れ目が上下左右のどの方向にあるかがなんとなくでもわかったらお答えください。
眼圧検査:
目は丸いボールのような形をしていますが、その中には水分が還流していて、一定の圧を保っています。この圧が高いと中の神経に障害が加わり見えなくなってきます。眼圧も測定しないと具体的な数値がわかりませんので検査がとても大切です。
多くの場合、機械に顎とおでこをくっつけていただいてまっすぐ見ると、測定できます。プシュッと風がでて、それが目にあたったときの変化を見ます。痛くも危なくもありませんので、大きく目を開けてじっとしていてください。すぐに終わります。
上記の2つの検査は眼科に受診すると多くの場合に行われます。内科で身長、体重、血圧などを測定するのと同じような感じです。これらの検査結果をもとに次の診察をすることが多いです。健康診断で測ったから、とか、特に自分で問題ないと思うからという理由で検査をしたくないとおっしゃる方がいらっしゃいますが、こちらでデータがないと正確な目の状態を把握できませんので、検査にご協力お願いいたします。