白内障の手術の時期は?!
2019.07.02
「白内障の手術はまだしなくてもよいですか?」と聞かれることがよくあります。視力が良い人からも、良くない人からもそう質問されます。
白内障と聞いて、どのような病気だと思われるでしょうか?年をとったらなる、見えなくなる、などでしょうか?白内障になるのは多くの場合は年齢が原因ですが、昨年はなくて今年はあるというような急なものではなくて、徐々になっていきます。肌の老化などと同じで、だんだんになります。個人差もあります。そして、ある程度になってくると視力が低下してきたり、かすみ、ぼやけ、まぶしさなどの自覚症状がでてきます。
視力が良い方、メガネでしっかり見える方はまず手術は必要ありません。視力がメガネなどを使っても充分でなくなったときに、それが白内障によるものかどうかを判断し、そうであればはじめて手術を考えます。視力が0.9あってもかすみが気になって仕方がない方は手術を選択する場合もありますし、0.3になっても不自由がなければしないこともあります。ただし、運転免許を維持するためにはメガネなどを使用して両眼で0.7(普通免許)の視力が必要ですので、それが無理になった場合、手術になります。
以前よりも見えにくいなと感じた場合、まずはどうして見えずらいのか原因を見つける必要があります。どうぞ、ご相談ください。その結果、白内障が原因の場合は視力やその方の生活の状況から手術が必要かどうか決めることになります。