松本アイクリニック(松本眼科):茨城県龍ヶ崎市(眼科・眼医者)

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常陽リビング掲載記事 第2回 ~緑内障~

2010.11.20

2010.11.20 常陽リビング 「リビングクリニック Q and A」 に掲載されました。

今回の話題は「緑内障」です。以下は記事の原文です。緑内障は自覚症状に乏しく発見されにくい疾患です。眼精疲労やドライアイの症状で眼科受診し見つかることも少なくありません。気になることがある方は一度受診をお勧めします。

Q:60歳女性です。母が緑内障でした。自分も人間ドックで緑内障の疑いがあるといわれました。失明するのではないかととても怖いです。どのような病気でしょうか?

A:緑内障は40歳以降の20人に1人にあるといわれているとても多い疾患です。症状がないために気付かずに医療機関を受診しない方がたくさんいます。血縁に緑内障の方がいる方はより注意が必要ですが、かならずしも遺伝によっておこる疾患ではありません。早期に発見して治療を行うことで失明など深刻な状況になることが防止できます。

緑内障には、急性の発作を起こす可能性がある閉塞隅角緑内障と、そうでない開放隅角緑内障があります。いずれも視神経が障害され、視野(見える範囲)が欠けてきます。開放隅角緑内障には、眼圧が正常値を超えるタイプと超えないタイプ(正常眼圧緑内障)があります。まず、眼科でどのタイプの緑内障であるかを診察します。閉塞隅角緑内障であれば、レーザー治療や手術で発作を起こさないようにする処置をし、眼圧を薬でコントロールすれば視神経の障害が進行することを防げます。開放隅角緑内障では主に薬で眼圧をコントロールして視神経の障害を防ぐように治療します。一度生じた視神経の障害が回復する方法はありませんので、進行させないことが治療の目的になります。短期間の通院で治療が完了する疾患ではなく、定期的な通院による経過観察が重要です。 


 

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