カラーコンタクトレンズへの対応
2014.04.04
カラーコンタクトレンズへの対応についての基本的な考え方を日本コンタクトレンズ協議会が発表しました。(平成26年1月11日)
下記にそのままお知らせします。
数多くのカラーコンタクトレンズが厚生労働省の承認を受けたレンズとしてインターネットや大規模量販店などを介して販売され、その多くのレンズが眼科医のチェックを経ることなく使用されている。その一部には厚生労働省の未承認レンズも含まれている。さらに、カラーコンタクトレンズは、中学生、高校生などの未成年者にも広く使用されており、社会問題化しつつある。眼科医療との接点から見れば、一部のカラーコンタクトレンズは、数多くの眼障害を生じさせており、適切な対応を怠れば、カラーコンタクトレンズ使用者を失明の危険に晒しかねない。そこで、日本眼科医会、日本コンタクトレンズ学会、日本コンタクトレンズ協会からなる日本コンタクトレンズ協議会は、米国眼科学会のガイドライン(2012年10月4日作成)を参考として、カラーコンタクトレンズへの対応についての基本的な考え方を下記のように纏めたのでご参考いただければ幸甚である。
記
カラーコンタクトレンズは高度管理医療機器(クラスⅢ)に分類されるものであり、カラーコンタクトレンズ使用を希望する者は、使用に際しての安全性を担保するために以下のことを遵守することが望ましい。
1.眼科医の検査・診察によりカラーコンタクトレンズの使用が可能かどうかの判断を受け、適応であれば眼科医の処方に基づいてカラーコンタクトレンズを入手すること。なお、眼科医の指示に応じる販売店でカラーコンタクトレンズを購入すること。
2.眼科医よりカラーコンタクトレンズの特徴の説明ならびに使用方法、ケア(洗浄・消毒等)の指導を受け、眼科医の指示とカラーコンタクトレンズ、ケア用品に添付している説明書の内容を守ること。なお、カラーコンタクトレンズの他人との共有は行わないこと。
3.眼科医の指示した定期検査を受けること。