カラーコンタクトレンズについて
2012.06.07
若い女性を中心に愛用者の多い、カラーコンタクトレンズですが、みなさんどちらで購入されますか?
インターネット通販、または雑貨店での購入者がとても多い現状です。さて、ここまでをお読みになって「そうそう、そうだよね」と思ったあなたは、眼障害の危険性が「大」です。
コンタクトレンズは医療機器であり、取り扱い上の分類は心臓ペースメーカーと同じです。つまり、取り扱いにとても注意しないといけないということです。コンタクトレンズを販売する施設にいる医師も、毎年、講習をうけて資格(高度医療機器販売者資格)を更新しています。デリケートな目に直接つけて使用するため、個人個人の目に合っているかどうかの診断を処方前に行い、その後も問題なく使用できているかを定期的に診察する必要があります。その際には、取り扱い上の注意事項を説明し、目に合併症が生じていないかを確認します。
もし、レンズを通販や雑貨店で購入すると何が不都合でしょうか?
1.レンズの規格、材質などが認可を受けた安全なものであるかどうか確認できない。
2.レンズの材質、大きさ、カーブ、タイプが使用者の目に合っているかどうかの診察ができない。
3.レンズの度数が使用者に合っているかどうかの検査ができない。
4.正しい使い方(洗浄、保存、装用してよい時間)の指導ができない。
5.目にトラブルが起こっていてもわからない。
といった問題が生じます。トラブルが深刻化し、大切な目に治すことのできないキズや炎症を生じる前に、眼科医のいる施設での処方、定期検査をお受けください。