松本アイクリニック(松本眼科):茨城県龍ヶ崎市(眼科・眼医者)

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常陽リビング掲載記事 第4回~眼瞼痙攣~

2010.12.18

2010.12.18 常陽リビング 「リビングクリニック Q and A」 に掲載されました。

今回の話題は「眼瞼痙攣」です。この疾患に悩む患者さんの数はとても多く、女性に多いありふれた疾患であると言われていますが、実際には正しく診断されないことが多いようです。目の不快感やまぶしさ、目が開けにくいなどの症状のあるかたは一度、受診されることをお勧めします。

以下、掲載記事です。

Q:43歳女性です。このごろ一日中まぶしさを強く感じて眼があけていられません。閉じていたほうが楽なのですが、それでは生活上困ってしまいます。どうしたら楽になるでしょうか?

A:両眼のまぶしさを強く感じ、目をつぶっていたほうが楽という症状にはいくつかの原因が考えられます。近視や乱視などの屈折異常が原因の場合はメガネやコンタクトレンズで解決する場合があります。その他に、ドライアイや角結膜の炎症、パソコンやゲームを長時間することによって生じる眼精疲労、または白内障や網膜の疾患によってこのような症状がでることもあります。これらが否定された時には、眼瞼痙攣を疑います。あまり聞きなれない疾患名ですが、正しく診断されず治療を受けていない方が大勢いると推測されます。痙攣といっても、実際には痙攣を訴える患者さんは少なく、まぶしい、目が開けられないなどの訴えが主です。瞬目(まばたき)の制御異常を生じる疾患で原因ははっきりとはわかっていません。睡眠導入剤や抗うつ剤などの服用で生じることもあります。治療はボツリヌス毒素を目の周りに注射する対症療法をお勧めします。効果は7-8割の方にあり、とても楽になります。ただし、3-6か月ごとに再治療を必要とします。ボツリヌス療法は資格を持った医師でないと行えません。まずは眼科を受診して原因をはっきりさせることが、解決への第一歩です。


 

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