眼科ってどんなところ(診察編3)
2019.11.12
今回はコンタクトレンズの診察のお話しです。
コンタクトレンズは角膜(眼の表面)に直接のせて使用する医療器具です。高度な管理を必要とする医療機器として指定されています。というのは使い方が悪いと角膜、結膜などに傷がついたり炎症をおこしたりして、視力が低下するからです。
コンタクトレンズを初めて使用する場合は、視力検査、目の表面に異常がないかどうかの診察、コンタクトレンズをつけての視力検査、コンタクトレンズのサイズや形が目にあっているかの診察が必要です。それらが終わって、使用できるレンズが決まったら、レンズの取扱いの練習をします。一連の検査、診察、練習に2時間程度かかることもありますので、お時間に余裕をもって、早い時間に来院してください。
すでにコンタクトレンズを使用している方は、定期検査をして異常がないことを確認しながら見ていきます。その方の目の状態によって検査の間隔はちがいますが、特に問題がない方の場合3か月ごとに検査をします。
定期検査の内容は、視力検査と目の診察です。よりよいコンタクトレンズ生活を送っていただけるように必要があればレンズの度数や種類を変更します。ご本人が気がつかない間にアレルギーが出ていたり、傷がついていたりすることもありますので、ひどくならないうちに対処するための定期検査を是非お受けください。